とてもマニアックな投稿。
VoluMax と Trapcode Particular
VoluMaxという写真から疑似3D演出を簡単に作れるプラグイン(というかテンプレート)がある。これは知名度がイマイチないが、とても素晴らしい商品だと思う。これの Ver.7を所有しており、作ってみた作品に Trapcode Particular の演出を合わせてみたのだが、カメラをぴったり合わせるのにちょっとコツが必要だったので記録で残す。
なお自分が所有するTrapcode Particular は Ver. 4.1.5(Trapcode Suite 15 / 2018年)である。最新版だとまた挙動が違うかもしれない。
VoluMax7作例
プラモデルの写真に疑似3D効果を付けたもの。モノアイの発光をParticularで対応しているのだが、カメラに追従しているのかとても分かりづらい映像になってしまった。飛び散っている紙吹雪とフレアはVoluMaxで作られたもの。
素材データ


左が自分がデジカメで撮影したプラモデル。右はVoluMAX付属のPhotoshopアクションで作成するはずの深度データ。はずの、というのはアクションがエラーで動かなかったので、同等のアクションを自作して対応した。実はAIフィルターの一つで深度マップを作成させているだけだ。この件はそのうち記事にするかもしれない。
Particular のカメラと VoluMAX のカメラ
VoluMAX は写真を変形して疑似3D効果を与える事の出来るAEテンプレートなのだが。3Dレイヤーを多用しているもののカメラがない。デフォルトのカメラをそのまま使っている。Particularもカメラを作成せずとも動作するが、カメラを作成するとパーティクルを放出している空間を好きな方向からビューとして使うことができる。この2つの3D空間を関連させたい。
結果、完全な状態にはできていないのだが、おおよそ見た目を合わせる手順は分かった。今後もいろいろいじっていると詳細が分かってくるかもしれない。わかった際は別の記事でフォローする。
Particular のカメラをVoluMAXの3Dに(なんとなく)追従させる方法
Main Comp 4Kというメインのコンポの中にはシャイレイヤー(隠してある非表示レイヤー)が山のようにあり、全部表示すると71レイヤーが存在した。

シャイレイヤーは上の画像でロールオーバーしているアイコンを押すと表示非表示を切り替えられる。
いろいろな3Dレイヤーが親としているものに 56 Your Photo – TILED というシャイレイヤーがあり、
これはまさにVoluMAXに読み込んだ写真が納められている3Dレイヤーだ。このレイヤーの動きに追従して他のパーティクル(VoluMAXで作成する物)やらフレアやら任意のオブジェクトやらが疑似的に3D的な動作をする。という事で新しいカメラを作ってこのYour Photo を親にしてやる。別途Particularで作成したパーティクルはこのカメラからの見た目で表示させることができる。よってVoluMAXの視点コントロールを行うとParticularのパーティクルが追従する。
そもそもVoluMAXの3Dはフェイクであるため、メインの深度マップから再現している正しいパースなんてのはない、と思う。それ以外の装飾レイヤーにはそれなりの整合性がありそうではある。カメラの設定は見た目に合わせて適当にする。

パーティクルの位置を合わせる
Particularのパーティクルの位置合わせだが、基準となる映像の再生位置でエミッタをポジションカーソルでまず合わせ、
奥行きのZ値のみワールドトランスフォームで合わせるのがよさそうだ。

トランスフォームですべての値を合わせるのは難しかった。
これでキーフレームを打って調整しなくてもおおよそVoluMAXの画面の見た目にParticularのパーティクル位置が追従するようになった。
とはいえやはり派手にパーティクルを動かすと破綻が見えてくる。何か手順が足りないのかもしれない。ここはワールドトランスフォームのXとYを調整してごまかせる。
深度マップをParticular側の設定に流用する
おまけ情報。疑似3Dを実現するためにVoluMAX作成している深度マップはParticularのパーティクルの遮蔽処理に利用できる。今回の例だとモビルスーツの裏側もしくは前方だけにパーティクルを表示するようなことができる。
使っているテンプレートによるかもしれないが、57 DEOTH MAP + ParallaxをZBufferに指定する事で前後関係の表現ができた。

オレンジ色のキラキラがモビルスーツのボディで遮られるのがその効果。ちょっと股からキラがもれてくるのがかわいい。


